盗聴するには受信機が必要
◇受信機
盗聴波を含め空中を飛び交う電波を捉え、音声として聞くには受信機が必要となります。 身近なものでは、AM・FMラジオ、TV(受像機)等がそうです。
盗聴器と受信機がセットで市販されているものもありますが、ラジオやTV、 盗聴器専用受信機等は、受信できる電波が限定されています。 無線を傍受することを趣味や楽しみにしている人たちは、受信できる周波数の 幅(周波数帯域)が極めて広い受信機を使用しています。 100kHz〜1.3GHz位はカバーしています。
この位の周波数帯を受信できれば、盗聴電波はもちろんのこと、アマチュア無線、 タクシー等の業務用無線、航空無線、消防無線、コードレス電話等の特殊な
電波を聞くことが出来ます。
受信機には、『ハンディ型』と『据置き型』の2種類があります。
■『ハンディ型』
特徴は、名のとおりハンディタイプなので小型でどこでも持ち運びが出来ます。 受信したい場所やターゲットの近くで聞くことが出来るので、タイムリーな
受信が可能となるわけです。電源は、乾電池や充電式、ACアダプター。
■『据置き型』
特徴は、ハンディ型受信機よりも高性能で、高い機種になると100kHz〜2.5GHz までカバーしています。 高い周波数だと映像電波を捉えることが出来るので、モニターを接続すれば、TV画像はもとより、無線式防犯カメラの映像や盗撮カメラの映像も見ることが
可能となります。
但し、価格が10万円〜20数万円ほどしますので、調査業の業者か超マニアしか 使うことはありません。
◇アンテナの種類
どんなに性能が良い受信機でも電波の入り口である『アンテナ』が ショボかったり、ミスマッチだとせっかくの電波を高感度で聞くことは 出来ません。
・コード式アンテナ
受信する周波数の波長にあった長さのコードを、受信機側につなげば 比較的感度良く受信が出来る。 低い周波数(3kHz〜30MHz)だと、コードを長くして張り出すと
受信感度が格段とよくなります。(ダイポールアンテナ)
・コイル式アンテナ
アンテナコードの長さをカバーし、コンパクトにするために線をコイル状に したものです。 ハンディ型についているアンテナは、とても短いのに性能がいいのは、この
コイル状にしたアンテナだからです。
・
ロッド式アンテナ
ラジオや小型TVなどに付いている棒状のアンテナで、使用時には伸ばし、 使用しないときには縮めておくことが出来ます。
・
ループ式アンテナ
円形・四角型のアンテナで指向性があります。電波の方向が見分けやすいので 盗聴器発見器用のアンテナとしても使うことが出来ます。
・八木式アンテナ
屋外に立てられているTVアンテナが代表例です。 何本かのエレメント(素子)で構成されていますが、このエレメントの 本数が多ければ多いほど志向性が強まり、GAIN(利得)が大きくなり
受信感度が極めてよくなります。
電波の出ている方向にアンテナを向けないと、全く受信できなくなることが あります。 盗聴器発見のために良く使われるアンテナがこのタイプです。
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